現在、彩の国いきがい大学熊谷学園2年制4期校友会は40名の会員が活動しています


ふるさと大発見クラブ


平成28年7月2日(土)に待望だった蔵造りの町「川越散策」を実施しました。 参加者は16名でした。
高崎線・川越線を利用し乗車車両(先頭車両)を決めておき、途中駅からの乗り合わせでした。
暑さを考慮してバスに3回乗車、昼食の関係から順路を大幅に変更しました。

コースと日程は以下の通りです。
川越駅(バス出発9:55)……喜多院・東照宮(10:03~10:55)
……バス乗車(11:03)……市役所前バス下車(11:18)…昼食(11:30~12:30)
……時の鐘(12:40~12:50)……蔵造り資料館(13:00~13:20)
……菓子屋横丁(13:30~13:50)……(徒歩)……本丸御殿(14:10~14:30)
……川越市立博物館(14:35~15:20)…バス乗車15:28……川越駅(15:45)
……大宮駅(16:11)……熊谷駅(16:50)

○喜多院・東照宮

 (本堂前で全員集合)


 (境内散策)

 

  (多宝塔)

 (五百羅漢)
喜多院は、だるま市が有名で「川越大師」として親しまれる寺院。3代将軍家光が江戸城から家光公誕生の間や春日局化粧の間などを移築。徳川家ともゆかりが深く、建物の多くが重要文化財に指定されています。
実際に中を見学でき、その素晴らしさを実感できました。境内にある538体の五百羅漢はよく見るとユニークな表情をしたものがたくさんあります。尚、川越藩主・松平大和守他の廟所は平成30年まで修繕工事のため見学できません。


 
 (随身門)                    (仙波東照宮)

東照宮は喜多院第27世住職天海が徳川家康を祀った神社。久能山、日光とともに日本三大東照宮の一つです。徳川家康の亡き後、遺骨を久能山から日光に至る道中に喜多院に寄り、天海僧正が4日間法要をあげました。
その後、天海は高さ五間の丘陵を築いて立派な社殿を造りあげたのです。ここの玄関口随身門は国指定重要文化財で鮮やかな朱色の門をくぐると真っすぐな参道が伸びています。

 (幸寿司の玄関前で)

昼食は、土曜日ということもあり、混雑を避けるため11:30にした。幸い16人が全員入れ自由食としたところ、ゆっくりと食べることができてラッキーだった。
室内も小江戸を思わせる小粋な雰囲気があり満足であった。もしも、正午過ぎに行っていたら外に並んで、かなりの時間待たされて、その後の見学がかなり窮屈になっていたことだろう。

○時の鐘(市指定文化財・残したい日本の音100選)
江戸時代の寛永年間(1624~1644年)に川越藩主、酒井忠勝によって建てられました。
現在の鐘楼は明治時代の川越大火の直後に再建されたもの。約390年もの間、時を刻み、今は1日4回(6時・正午・15時・18時)に由緒ある音を聞くことができます。現在修繕中のため、覆いがしてあり、その姿を見ることができません。

3 蔵造り資料館(市指定文化財)

 (蔵造りの町並み)

明治26年(1893年)に煙草卸商が建てた蔵造りの家屋。現在は資料館として、内部の構造や意匠を見ることができます。
ここはメイン通りで土産店や飲食店も多く、終日混雑している。車の往来が激しく路側帯だけなので、よく注意しないと危険である。

○菓子屋横丁(かおり風景100選)

 (菓子屋横丁)


 (賑わう菓子屋横丁)

昭和初期には70店、現在は20数店が石畳の道に軒を連らねます。ハッカやニッキ飴、煎餅、団子などの昔ながらの味が伝えられ、一歩足を踏み入れると誰もが子どもに戻れるような横丁です。
平成27年6月、店舗の一つより出火し5棟を全焼しましたが、1年を経過し、漸く復旧してきている。行く数日前にも新装なった店舗が開店し、従来と変わらぬ賑わいを見せている。

○川越城本丸御殿

 (川越本丸御殿)


 (わらべ唄発祥の碑)

長禄元年(1457年)に築城された川越城。その本丸御殿は嘉永元年(1848年)造営されました。当時の川越藩は17万石を誇る広さだったと言われ現在は玄関、大広間、家老詰所が残っています。
江戸時代、藩主は参勤交代があり、実質的には家老が藩政を行っていました。家老詰所は明治初期に解体され、現ふじみ野の商家に移築されましたが、昭和62年に、川越市に寄贈され現在の所に移築されました。
また「わらべ唄発祥の所」の碑は「童謡通りゃんせ」の発祥の地です。
「とうりゃんせ とうりゃんせ ここはどこの細道じゃ 天神様の細道じゃ………」
で知られるこの唄は、ここ三芳野神社のことです。この神社は川越城内にあったため一般の参詣は難しく「ごようのないもの とうしゃせぬ」だったと伝わっています。

○川越市立博物館
川越藩の城下町として発展してきた川越に関する資料の収集・保存・調査研究・公開を目的として建設され、平成2年に開館した地下1階地上3階建てである。
川越の考古・歴史・民俗等を中心に扱う人文系総合博物館である。入館後、タイミングよく解説が聞けたので、とても参考になった。
最後に熊谷に帰り、「さくら水産」にて17:00より「暑気払い」を行った。
事情があり何度も延期された川越散策だったので、成就感・達成感があり、とても盛り上がりました。バス3回利用したことと皆さんの協力によりスムーズな散策になりました。

                           (文責 柴崎)

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