ふるさと大発見クラブ
平成28年6月18日(土)秩父の寺坂棚田他へ18名で行ってきました。
○和銅遺跡 (埼玉県秩父市黒谷)
和銅(和銅とは精錬を必要としない純度の高い自然銅のことです)が黒谷で発見され、奈良の都へ献上(元明天皇の慶雲5年、西暦708年)されました。
和銅の発見は国家的な慶事として扱われ、元明天皇は年号をすぐに慶雲から和銅と改め国をあげてお祝いし、和銅開珎(わどうかいちん)を発行しました。この和銅の露天掘り跡を見学しました。
(和銅開珎モニュメントの前で集合写真)
(モニュメントは石製です) (和銅の露天掘り跡、緑青が見えました)
○和銅遺跡のそばにある聖神社(採掘された和銅13個を奉納した神社)
(聖神社)
大金が得られるようにと邪(よこしま)な考えのあった人も、お参りしました。
○寺坂棚田(秩父郡横瀬町大字横1854) 寺坂棚田の景観は長い年月をかけて先人が開発した貴重な遺産です。寺坂棚田では湧水箇所が多く年間を通じて湿潤な田が存在し、このような田から下流の田へ順次水を引いていきました。
江戸時代後期の記録にもある県内最大級の棚田です。懐かしい風景を堪能してきました。
(雄峰・武甲山を背景に)
待望の棚田を満喫。
○横瀬町歴史民俗資料館(秩父郡横瀬町大字横瀬2000)
寺坂棚田から500m下がった所に「武甲山様の氏子」横瀬町民の歴史と文化の資料館があります。
常設展示室では「武甲山をめぐる自然と生活」、「地場産業の移り変わり」を説明していただきました。
○秩父まつり会館(秩父市番場町2-8)
1階では毎年12月2~3日に行われ秩父夜祭に関する屋台・笠鉾があり笛や太鼓も加わって醍醐味を感じました。
「道の駅 ちちぶ」で地元の素朴な料理を味わった後、まつり会館に入りました。
ハイビジョンによる迫力のある映像が屋台とマッチしていました。
○埼玉県立「川の博物館」(大里郡寄居町小園39)
(大水車前にて)
直径23mの大水車。現在は休止中でした。
二層吹き抜けの常設展示室には、「荷船」「鉄砲堰」「船車」など、解説や実演とともに映像が上映される大型パノラマスクリーンがあり、荒川と人々の暮らしとの関わりが紹介されていました。
○藤田雄山(ふじたゆうざん)の生家(深谷市川本町本田)
江戸時代の数学者(和算)の藤田貞資(さだすけ)は関孝和(たかかず)の4代目の高弟で雄山と号しました。
門弟は数百人を超え、著書の「精要算法」(せいようさんぽう)をめぐり和算最上流の会田安明(あいだやすあき)と20年の長きにわたって論争した有名な話が残っています。
(生家の前の碑)
好天にも恵まれ、大発見の一日でした。
鹿沼・尾畑(記)