現在、彩の国いきがい大学熊谷学園37期校友会は104名の会員が活動しています


史跡めぐり

熊谷寺・星蹊園を尋ねて 

 普段、門戸が閉ざされている熊谷寺が「お釈迦様の誕生日(本当は4月8日だそうですが)のお祝い花まつり」を開催し、一般にも開放するとの情報を得て、法力房蓮生(熊谷次郎直実)の香りだけでも触れられれば、とクラブOBのTさんを含む総勢18名で、定刻13時に門前に集合しました。



中へ入ると、大黒さんより「はなまつりおめでとうの飴玉と、蓮生の逸話にある逆さ馬の絵の入った軍配せんべい」を頂き、席につき待っていると、灌仏会と言う念仏会でした。
皆さん呆気に囚われながらも、浄土宗でない方も異教の方も、式次に基づき厳かな入堂御和讃の唱和や念仏を唱え(声が裏返ったり、外れたりしながらも)心洗われる時間を持ちました。

最後にご住職より「三宝礼(仏様の教え・仏様への誓い)とは、平たく言えば「明るく・正しく・仲良く」のことだと教えられ、心安らぐお時間を持ちましょう」と締めくくられました。
直実の甲冑や剣、陣刀など寺宝は見ることが叶いませんでしたが、蓮生の大きな位牌に手を合わせ、堂前で記念撮影の後、蓮生のお墓にお参りしました。
また、熊谷草の花を期待して星蹊園に向かいましたが生憎熊谷草は3~4株で寂しそうな葉が見られるだけで残念でした。それでも池を巡り、静かに草花を愛で普段では味わえない豊かな時間を持ちました。
次回の児玉・塙保己一記念館での再会を約して散会しました。

                               記・大沢岩雄

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