現在、当クラブは会員25名で生きがいを求めて活動を続けています。


史跡めぐりクラブ

秋の日光寺社めぐりと中禅寺湖紅葉狩り

平成25年10月21日(月)昨日までの台風による雨も上がり、朝からの濃霧も次第に晴れ間に変わり、いざ日光へ向け出発です。








「(晴れたのは)みんなの心がけが良かったんだよねー。」などと、根拠のない"お約束の会話"もチラホラ。館林ICから東北道で一路 日光へ向かいました。
熊谷を出た頃は、すっかり晴れたかに見えた空模様も、栃木に入ったあたりから怪しい雲行き時々霧雨も降ってきました。  いよいよ日光に到着、心配していた雨も降らず傘は不要です。紅葉は期待したほどではなく、まだこれからというところ。最初の日光山輪王寺では、三仏堂の50年ぶりの大修理が始まっており、工事のため見られない堂が等身大に写された幕(?)が出迎えてくれます。壮大です。

いよいよ日光東照宮へ。東照宮は(も)昭和の大修理事業が終了してから半世紀が経過し、現在、平成の大修理事業が行われています。有名な陽明門の工事も始まっています。工事中にもかかわらず、平日だというのに、たくさんの観光客(私たちもその一員)が押し寄せています。






 
「石鳥居」と「五重塔」の説明を受け、記憶に残ったのは今回の大地震でも倒壊しなかったこと、当時の設計・工法が耐震・免震を考えていて、今のスカイツリーにも採用されているとのこと・・ヘー。「神厩舎」という華麗な模様・彫刻が施された厩(うまや)には、神馬が一頭繋がれていました。観光客の物珍しそうな眼にもじっと耐え、姿勢を正したままでした。(繋がれているのだから、当たり前といえば当たり前。)個人的には、なんて可哀そうに・・と感じました。木馬に代わってもらえたら、どんなにかいいのに・・。 ちなみに、神馬にも休憩時間があり、帰り際また寄ってみると、こちらにお尻を向けて厩を出るのを待っているようでした。 よかったね。






















「見ざる、言わざる、聞かざる」の「三猿」他に、厩の側面にもいろいろな猿の彫刻があります。堂者引きというガイドさんの説明で初めて知りましたが、猿を人間に見立てて人間の一生が彫られているとのこと。



側面側には、下を向く猿(下を見てもきりがない)、上を向く猿(上を見てもきりがない)。また、雌雄が結婚し、子供を産むまでの様子が見られました。



日光と言えば「陽明門」、あいにく工事中。しかし、真新しい漆塗りの部分も見られこの時だけの特典かも? 白色なので下地塗りかと思ったら、これが仕上げ、当時の白色は高貴の色だそうです、知りませんでした。門の左右にある外壁は、一枚の板を表からも裏からも彫ってある透かし彫りとのことで、これも国宝です。とにかく精緻で綺麗。中に入り「眠り猫」を観る、子どもの時に見たままで小さく薄眼を開けてすわっていました。裏側に回ると「雀」が遊ぶ彫刻、どちらも天下太平を表すとのこと・・ヘー。

奥宮へは階段が長いとのことでパス。Uターンして靴を脱いで長い行列に根気よく並び、拝殿参拝です。大大名で無ければ入ることの出来なかっ場所(ハイデンにハイレン)と聞き神妙になる。 次は本地堂の「鳴竜」へ向かいます。入口の脇に「標高634m東京スカイツリーと同じ高さ」の表示・・ヘー。






いよいよ私たちも靴を脱ぎお堂の中に入り行列に並びます。係りの人(僧でしょうか)が、竜の頭の下で拍子木をカーンと打つと、リリリ・・・・♪と鈴の音が聞こえてきて、何とも良い感じ。何回か拍子木を打ってくれて、そのたびに竜の鈴のような声を楽しめました。(大きな竜に似合わず内気で可愛い声、如何に?)そういえば、今巷でひそかに話題になっている「若いイケメン僧」が何人もいて、案内や説明などしていましたね。 とにかく東照宮は、絢爛豪華。以前訪れたのはいつだったか、記憶にないほどですが、こんなにも豪華だったとは! 改めて、凄い国宝なんだなと感じました。 東照宮を出て下新道を通り日光二荒山神社へ。
途中の門で黒い衣装の下着の見えた女性が写真撮影をしているのに遭遇。ガイドさんに聞くと男性とのこと、いつもこの辺で流しているらしいです。どこかの会社のお偉いさんだそうです。マー人様の趣味にはナーンにも申せまシェン。  東照宮観光で思いのほか時間がかかってしまったので、二荒山神社は、拝殿の姿のみ。当神社は、なんでも、「良い縁結びのパワースポット」としても有名とのことで、境内に設けられた「良縁笹 の葉くぐり」には、大勢の方が良い縁を求めて、夢中で(失礼)くぐっていました。三回くぐって お祈りするとご利益ありそうな・・。
ここで、時計をみるとお昼です。行程計画に並ぶ時間を想定して無かった為です。 大猷院は時間がなくなってパス。昼食場所へ移動です。 昼食は、日光カステラ本舗にて、「葵御膳」を頂く。大きなお椀?の上に葵の紋と裏に家康ご遺 訓のチラシあり記念に持って帰る。総菜は精進料理で、肉と思って食べたのが大豆とのこと、うまく作ってますネー。 食事の後いろは坂を上り、中禅寺湖へ。道路混雑を心配していたがそれほどでもなく、ただ、登るほどに雲の中に入るような空模様。しっとり霧雨模様の中、立木観音の駐車場に到着。 紅葉がいくらか進んでいるが「台風で紅葉が落ちちゃったんじゃナイ~」との声も。

立木観音グループとイタリア大使館別荘グループとに分かれて見学。ほとんどのメンバーがイタリア大使館別荘へ向かった。大使館別荘は立木観音から湖畔を20分程歩いて到着です。湖畔沿い道中、赤・黄・緑の絶妙な色合いに魅了される。赤と黄の紅葉を想像していたが、これも有りダナ~。大使館別荘のあたりは記念公園となっており、木立にひっそりと佇む建物は、中も外も暖かい木質系で造られていて、趣があります。

また、別荘の前には専用のヨット桟橋が設けられており、湖をヨットで遊ぶなんて、避暑地として快適に過ごせたことでしょう。  帰路は途中、煎餅工場の見学と試食。そいてカラオケで一路熊谷へ、時間を忘れる中で、ほぼ予定時刻に無事到着。お疲れ様でした。

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