現在、彩の国いきがい大学熊谷学園専攻課程1校友会は44名の会員が活動しています。



 (現在の住まいの東側に隣接する養蚕に使用した旧茅葺き屋根の母屋の跡地の風景)

みんなの広場

私は幽霊会員?

                           郷土を知る科 学籍番号11  清水通弘

タイトルを見て驚きました? 幽霊会員の理由をお話ししましょう。
専攻課程1期に入学したのは、32期校友会の班活動のごたごたで退会。ところが、熊連協のホームページにかかわっていましたから、会長から「熊連協会員を退会になってしまってはまずいよ」と言われ、会員資格を取るために専攻課程1期に入学したのです。
入学時、クラブ活動をハーモニカトドラーズに決めて数回会合に出席していましたが、パソコンクラブの指導者がいないと新井専門員から強引に「パソコンクラブへ移行してください」と申し出があり、結局パソコンクラブへ変更となってしまったのです。
1学期の終わるころ家内の認知症が進み長時間1人にしておけない状況になり、退学を申し出たのです。
「パソコンクラブについては活動時間に指導に来ます」と申し出ました。
すると所長や専門員の方々が「パソコンクラブのフォローをしてくださるなら出席扱いにします」と暖かな言葉をかけてくれたのです。お陰様で専攻課程1期を卒業、専攻課程1期校友会に加入し、熊連協のホームページを担当し現在に至っています。
我が家の状況は家内の料理の味が変わってきて、作るのも大変そうなので、1年半位前から朝・昼・晩の食事の用意を私がやっています。
家内が台所を使うと調味料や皿の置き場所が変わってどこに置いたか判らなくなってしまうのです。そのたびに探し回ってる始末です
認知症というのは、忘れたのではなく、記憶できないのだと知りました。常にメモ帳を持たせ、一つ一つ書かせることにしています。そうしないと私が何処に行ったのか、1秒経たずに忘れてしまうのです。忘れると言うより記憶出来ないのです。

 (前庭と草刈機)
認知症が進行すると長年連れ添ってきた主人を認識できないのだと言う事を知りました。
そのうち、私に対して「初めまして、どなた様ですか?、なんて言わんでくれよ」と家内に言っています。
まだ、夫婦の片方がなくなっての一人暮らしより、話がかみ合わなくても話し相手がいるから良いと思っている。寂しいけれど時の流れには逆らえない。これからを考えるとどうなっていくのか不安。
私も81歳6ヶ月になって、我が家の屋敷(約850坪)の管理もおぼつかない状態になっている。息子が毎月一回大宮から通ってくるが雑草の生命力にはかなわない。老体に鞭打ち悪くなった足をいたわりながら草刈りの日々である。

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