現在、彩の国いきがい大学熊谷学園1年制37期校友会は54名の会員が活動しています。


37期自主学習会

37期 自主学習会開催

 R4年度自主学習会は11月29日(火)13時から、行田市中央公民館「みらい」第1学習室に於いて26名の参加で実施致しました。


(行田市中央公民館「みらい」  曇り空、小雨も降っていました)

 企画部年度計画の「パークゴルフ・親睦旅行・自主学習会」の3事業について、5月、各班における参加状況調査の結果、自主学習会については開催し他の2事業についは開催を見送る決定をしました。2年半あまりのコロナ感染症対策での自粛生活から従来の生活への切り替えにはまだそれぞれ抵抗があるようで、開催の可否にバラつきが見られました。
今回は県政出前講座を活用し、令和2年3月10日埼玉古墳群が全国63件目の「特別史跡」に指定された「埼玉古墳群について」の学習を目的に開催を計画致しました。

第1部講演会 13:30~15:00 26名 企画部による開会のことば、37期校友会 近藤 富男会長の挨拶、埼玉県立さきたま史跡の博物館・学芸主幹 佐藤 康二さまの80分に亘る講演を受講致しました。
プロジェクターを使用し、映像を基に下記内容を分かりやすく話されました。


(受付はU京子さんでした)          (自主学習会次第)


(U京子さんの司会で始まります)       (会長挨拶)


(学芸主幹 佐藤 康二さま)         (PPの奇麗なうまく編集された資料でご説明)


(聞き入る皆さん)

1. 埼玉古墳群とは
 5世紀後半から7世紀中頃にかけ大宮台地の北端に連続して築かれた大型古墳(8基の前方後円墳と大
 型円墳)で東日本を代表する古墳群です。
2. 埼玉古墳群はどのように守られたのか
 昭和10年頃、周辺地域の土地開発等による埼玉古墳群周辺の数多くの古墳が姿を消す状況となり昭和
 13年、地域住民の保存要望書提出から国史跡に指定されました。昭和41年「さきたま風土記の丘」
 建設に着手し史跡の保存に尽力してきました。
3. 発掘調査でどのような発見があったか
 国宝「金錯銘鉄剣」出土の奇跡。昭和43年、愛宕山古墳を調査する予定が、急遽半分壊れていた稲荷
 山古墳に調査の変更。盗掘を免れた礫槨から鉄剣が出土しました。発見から10年、保存処理行うため
 鉄さびを落とす作業中、金色に光る部分を発見、エックス線撮影で発見されました。鉄砲山古墳は江戸
 時代、忍藩の砲術練習所になっておりこの名が付いた。鉄砲玉が多数出土しています。その他古墳から
 も発掘調査で多数の埴輪・勾玉・銀環・装飾品・帯金具・土器類が出土しており、土の中からの発掘出
 土品から人々の活動全般を明らかにすることで人類の歴史を解明することが出来ます。
4. 特別史跡について
 特別史跡とは「史跡のうち学術上の価値が高く、わが国文化の象徴たるもの」で、有形文化財の「国
 宝」に相当するもので、県内初の指定となりました。

 今後の取り組みは、古墳群を万全の状態での保存・管理と古墳公園39.6haの周辺・景観整備を進めるとのことです。


(真面目さが視線で分かります)        (企画部長の説明)


(講師の佐藤様撮影の集合写真 笑顔の瞬間を捉えていました ☝クリックすると拡大します)

第2部 史跡博物館に移動  展示品の観賞 15:20~16:00  23名
 博物館入館 国宝「金錯銘鉄剣」実物観賞に感激でした。その他出土品を鑑賞しました。

(博物館入口で企画部長の段取り説明)     (国宝「金錯銘鉄剣」に見入る)


(展示物で会話も弾む)            (ここでは何に見入ってる?)


(古墳公園の秋は深まっていました)
                         記:企画部長、 写真・コメント:広報部長

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