現在、彩の国いきがい大学熊谷学園2年制4期校友会は51名の会員が活動しています


クラブ活動  自然を愛する会

雨の中の柴又散策

 6月24日(月)、雨の中、総勢14名(女9、男5)で、柴又に出向きました。晴男と自称していた幹事の私は、令和の時代になり、雨男になりました。
現地も雨予想の中、前日に催行を決め、当日の参加人員を期待していなかったが、14名との多くの参加を頂き、雨男は、皆さんのバイタリティーに恐れ入った次第です。
高崎線の各駅から指定電車に乗車、日暮里駅で京成線に乗換しました。日暮里駅構内で地震の揺れに会いましたが、電車の遅れはさほどなく、無事に柴又駅に到着。元気なうちに“寅さん”銅像の前で集合写真です。

(“寅さん”の前で ☝写真をクリックすると拡大します)

 まずは“柴又帝釈天”です。二天門を抜けて、帝釈堂に上がり、お参りを済ませました。今日は、(私にとって)初めて帝釈堂の彫刻ギャラリー&大庭園「邃溪園(すいけいえん)」に入ります。

(帝釈堂の前で ☝写真クリックすると拡大します)

 帝釈堂の「彫刻ギャラリー」は堂外壁の木彫り彫刻を、風雨・塵を避け彫刻の保護をすることと、参詣者の鑑賞をしやすいように、帝釈堂に外周に回廊をめぐらし、総ガラス張りのギャラリーにしたものです。素晴らしい彫刻を間近に鑑賞することが出来ました。
 
(彫刻ギャラリー回廊)             (外壁の彫刻)

 帝釈堂を一周し、次に大客殿の中に作庭された“大庭園「邃溪園」”です。庭を回廊から眺められるようになっています。雨のおかげで、草木が奇麗に感じられ、普段より美しい姿が見られたのかもしれません。
 回廊に座り、備えられたお茶を頂きながら、落ち着いたひと時を過ごしました。・・・現実に戻って移動、客殿に目を移します。床の間には日本一と言われる南天の床柱がありました。床から出た幹が、天井まで突き抜けているように見えました。

(大庭園「邃溪園」)              (回廊に座り一服)

 食事場所の混雑を見越し、早めの昼食をとるため参道に戻ります。丁度、雨の降りが激しくなって、急ぎ 足で向かいました。場所はリーズナブルを求め“門前とらや”。
雨の効用か無理なく全員の席を纏まって確保できました。各自好きなものを注文し、壁にあるサイン色紙や懐かしい“ふーてんの寅”映画ポスターを眺め待ちます。早くもコメの発酵醸成物を飲むテーブルもありました。

(”門前寅や” で早めの食事)

 食事を終え、紫煙の一服を済ませ、次の目的地です。予定では、“矢切の渡し”への乗船ですが、雨の為、(電話が通じず)運行されていないだろうとのことで、山本亭に向かいます。
 “山本亭”は柴又ゆかりの山本工場(カメラ部品製造)創立者である山本栄之助翁の自宅跡とのこと、寅さん記念館との共通シルバー券を購入し入場します。 書院造りの和室の洒落た欄間や襖絵の艶やかさ、そして、ロマンを感じさせる歪みのある窓ガラス。雨水に洗われた中庭の素晴らしさ、そして座敷奥から見える、 赤じゅうたんの奥にある庭の眺め、人のシルエット・・・。昭和前期を思わせる壁掛け型電話機を見たTさんは、実家にあったものと同じで電話番号が○○番だったとのことでした。

(庭の立派な幹ぶりの赤松に見入る)      (花菖蒲の壁画)


(座敷から中庭を望む)            (和室で休憩、すぐ座るとなかなか立たない)

 外に出ると、雨は止んでいます。ラッキー! 山本亭の前庭・長屋門を抜けて、柴又公園の高台に登ります。“寅さん記念館”に入るのには、又、階段を下ります。 皆さん疲れた模様、1階から入ればよかったと後悔。“寅さん記念館”では「男はつらいよ」の世界を楽しみました。タコ社長の「朝日印刷所」の再現では、 本物の活版印刷機が置かれていることに感心しました。「帝釈人車鉄道」の人が車を押していたことに驚きです。

(「朝日印刷所」セットで)


(思い出に残る懐かしの駅舎)         (帝釈人車鉄道の車 重量オーバーしてない?)


(寅さん記念館で ☝写真クリックすると拡大します)

 “寅さん記念館”に併設された“山田洋次ミュージアム”に入ります。山田洋次の作品をたどることができます。白黒だった頃の映画予告版を見て、なぜか、目が潤みました。

(山田洋次ミュージアム)

 最後に、予定変更して乗船できなかった“矢切の渡し”を見て見ようということになり、土手を上ることにします。今度はエレベーターに乗り、上に上がります。 河川敷に降りて、渡し場を探します。立派な船着き場があったので行くと、そこは災害非常用とのこと。犬の散歩をさせていたオジサンに聞いたところ、月曜日は休みとのこと?  道理で、朝9時過ぎに運行状況を確認しようと、電話をかけても通じなかったことに納得。だけど、確か松戸市観光協会のHPで毎日運航しているとあった筈なんだけど・・・。まあ~、今日の昼頃は雨でどちらにしても休みだったから、マ、いいか。 しっかりした災害非常用船着き場から約200m上流に“矢切の渡し”がありました。細川たかしの歌碑があります。喉に自慢の奥様に唄って頂きました。

(矢切の渡し ・・・・・集合☝写真はクリックすると拡大します)

 土手を上がり、帝釈天を抜けて、柴又駅に戻ります。京成線に乗車し上野駅に向かいました。駅の構内で、お茶をして今日の終わり。最後で男1名がはぐれ、携帯で連絡をとるも通じず、マ、いいか。
 帰宅後、確認したら携帯の電源が無くなってしまったとのこと、兎に角、無事にきたくしたとのこと。雨の予報と当日出かける前の、大雨にも関わらず、ご参加いただいた皆さんに感謝です。
 お疲れさまでした。

                 担当幹事/福原、池田   写真/塚田氏&池田  池田/記

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