現在、彩の国いきがい大学熊谷学園1年制39期校友会は57名の会員が活動しています。


史跡めぐりクラブ

谷中~上野散策の旅


(ボランティアガイドさんと一緒に台東区の歴史に触れる)
令和最初の二の酉の日11月20日(水)に、西郷さんゆかりの地巡りとして、史跡めぐりが実施されました。
JR高崎線(上野~東京ライン)に乗り込み日暮里駅で下車し、今回は最少人数の10名で元気に出発。
まず最初は、コース選びの事情もあって朝なのに『谷中のゆうやけだんだん』へ向かいました。
御殿坂から寺院の立ち並ぶ街並みを歩いて行くと、お年寄りの聖地の一つ「谷中ぎんざ」です。

 (谷中の寺院を見つめる一行)


 (ゆうやけだんだんに到着)


 (ゆうやけだんだんで記念撮影)

入り口の段々階段で記念撮影をして、まだ人通りの少ない商店街を抜けると、ボランティアさんとの待合せ場所「全生庵」に到着。
5名ずつ二手に分かれてボランティアさんの案内で出発です。全生庵は、幕末~維新の時代の「三舟」と言われる勝海舟と山岡鉄舟・髙橋泥舟義兄弟が、江戸城無血明け渡しに奔走した史実が伝わる寺院で、怪談で有名な円朝も祀られているとのことで、門前の坂は「カランコロンの坂」(正式名は「三崎坂、牡丹燈籠からボタン坂とも)、夏には幽霊祭りもあるそうです。

 (ボランティアさんの説明を聴く)


 (山岡鉄舟の墓の説明)            (円朝の墓の前で)

次は「谷中霊園」、7000の墓が広大な霊園となっていて、森繫久彌・横山大観・長谷川一夫等の各界の有名人の墓がありますが、熊谷から来たと聞いたボランティアさんの配慮で、時の人「渋沢栄一の墓」をゆっくりと見学できました。

 (渋沢栄一翁の墓)      (徳川慶喜公の墓所の前で)

続いて今回の史跡めぐりの目玉の一つ「徳川慶喜の墓」は、鉄柵の中に女性陣の墓も並び流石に立派なものでした。
下町風俗史料館付設展示場(旧吉田屋酒店)で一休みの後は、滅多に入られない「東京藝術大学」へ。構内の高村光雲像や岡倉天心像に見惚れつつ、いよいよ上野の山に到着です。
      
       (高村光雲像)

久能山・日光と並ぶ上野東照宮は、増上寺と共に徳川の権威を象徴する寺社で、各大名から献納された燈籠の数や、五重の塔・飾り彫刻の見事さにも圧倒されました。

 (上野東照宮の荘厳な姿)

首だけの上野大仏・時の鐘を見ながら清水観音堂へと向かい、いつもは見上げる舞台の上から不忍池や公園が一望でき良かったです。彰義隊の碑に幕末の争乱への想いを馳せつつ、最終目的の「西郷さんの銅像」にたどり着きました。

 (西郷さんの前で記念撮影)

前の史跡めぐりで見た楠木正成・大村益次郎像に続く三大銅像のトリで、なじみの姿をバックに記念写真を撮り、本日の行程はひとまず終わり、待望の昼食会場・アメ横の「磯丸水産」へと移動しました。

 (磯丸水産の昼食で乾杯)           (こちらも負けずに乾杯)

新鮮魚介の店で海鮮丼を堪能して、午後は自由行動でしたが、酉の市が見たいという事で、結局8人が浅草の鳳神社まで足を伸ばしました。
昼間でも人通りはすごく、左右の熊手を売る店の見事さと、購入客を前にした威勢の良い掛け声に江戸情緒を満喫し、皆さん長歩きにも拘らず満足気でした。

 (賑やかな酉の市)                    (秋空とスカイツリー)

神社で解散となりましたが、ここまで来たらスカイツリーに上がってみたいという希望者(私がそうでした)がいて、仲見世・雷門経由で待望の展望台へ、天気も良く360度のパノラマに大満足できました。
下で待ってくれた仲間と上野に戻り、実り多い1日の帰途に着きました。歩数計を見るのが楽しみなほど沢山歩きましたが、参加の皆さん本当にお疲れ様でした。

                       史跡めぐりクラブ 3班 中島 雪子  記