現在、彩の国いきがい大学熊谷学園1年制37期校友会は74名の会員が活動しています


史跡めぐりクラブ

「鴻巣宿とお雛様を訪ねる街歩き」

 2月25日、参加者13名で鴻巣産業会館へ集合。会館は「ひなの里」とも言い、お雛様の歴史などを学べます。当日は、お雛様の元職人さんだった方からお雛様の歴史についてお話を聞き、昔ながらの蔵に収蔵されているお雛様も鑑賞し、皆感心しきりでした。

(人形職人の方から丁寧なご説明)       (産業観光館「ひなの里」蔵外観)

 今回は、ボランティアさんに案内と説明をお願いしてあります。次に向かうのは、鴻巣御殿(徳川将軍専用の宿泊施設)跡地とされた場所に設けられた「東照宮」。東照宮と聞くと、壮大な建造物を思い浮かべますが、鴻巣のそれはなんと「ギネス級」の小ささ!こんな街中にひっそりと知る人ぞ知る宮なのです。

(鴻巣御殿跡地に向かいます)         (ホントに狭い入口です)


(東照宮「ギネス級」の小ささ!)       (説明書き ☝写真クリックで拡大します)

さて、つぎは「勝願寺」。徳川家康から「葵の紋」の使用許可を得た由緒ある寺。こちらには、真田氏に嫁いだ小松姫の墓があります。

(「勝願寺」総門前で説明を聞く)       (「勝願寺」仁王門)


(右から2番目が小松姫の墓)          (なんじゃもんじゃの木)


(本堂前で  ☝写真クリックで拡大します)

そして、お雛様の製作過程を見せていただく「まるたけ人形店」へ。昔ながらのお雛様が微妙に変容(面立ちがジャニーズ系も?)していたことにがっかりしたり、納得したり。ドレスアップした今風のお雛さまを見せてもらった後、製作場所へ。十人程の若い方々が正座して分業体制で丁寧に作業していました。手仕事が好きでないとなかなかできないことだな、と感じました。

(まるたけ人形店)

 お昼は「花と音楽の館かわさと 花久の里」へ車で移動。
ここには、ピラミッド雛や吊るし雛などの展示や、鴻巣名物の「川幅うどん」が食べられる食事処、花や野菜などの直売店もあります。当日は、たくさんの観光客で賑わっており、私たちもそれぞれ名物うどんを堪能し、次の「法要寺」へと街中へ戻りました。

(花と音楽の館かわさと 花久の里」門前)


(カメラを向けるとハイ ピース)        (大きなひな飾り)


(食堂は満員で待ちます)           (お雛様も窓辺で並んで待ってました)


(鴻巣名物の「川幅うどん」)         (お食事中1)


(お食事中2)                 (お食事中3)


(Mrs. Gran Univers 2019 のお二人とお雛様をバックに集合写真)

 法要寺でもユニークな「碑」をいくつか拝見しました。また境内には「なんじゃもんじゃの木」があり、5月には雪のような白い花が枝いっぱいに咲くのを見られるとのこと。他にも、一本の木から赤、ピンク、白色など何色も一緒に仲良く咲かせる大きな椿もあります。賑やかな木です。

(法要寺本堂前で)


(深井景周の碑)               (ハイキングの碑)

 そして、最後に「鴻神社」へ。ここは鴻巣宿の三つの神社を合祀して鴻神社となったとか。夫婦円満、子宝にご利益あるそうですが、どうでしょう?(今さらですか?)さらに、こちらにも「なんじゃもんじゃ稲荷」がありました。なんじゃもんじゃご利益は何かな。

(鴻神社)


(河津桜が満開でした)


(鴻神社前で解散のご挨拶)

 予定では、本当の最後に鴻巣駅の「ピラミッドひな壇」を見学予定でしたが、みなさん鴻巣宿など十分堪能したことや、空模様も心配されたため、残念ですが割愛としました。
 最後の挨拶の中で、新型コロナへの対応として3月予定の「浦和方面」を中止する等の連絡がありました。正式にはメールで会員に連絡するとのことです。
 疲れましたが、十分楽しい史跡巡りでした。
                                担当幹事:大木・平川・大柿
                                        記/大柿代子