現在、彩の国いきがい大学熊谷学園1年制39期校友会は73名の会員が活動しています

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史跡めぐりクラブ

第三回史跡めぐり『秋の新座・平林寺巡り』実施される!

◇霜月の11月21日(水)、心配した雨もなく、それでも冷たい空気の朝、通勤・通学客に交じって列車乗り継ぎの行程で26名が出発しました。
  今回は、紅葉時期が素晴らしいと言われている、新座市の名刹『平林寺』を選び、徳川家の重臣として『野火止用水』を作り川越藩主として治世に尽力した松平信綱一族の歴史に触れる旅でした。


◇新座駅から西武バスで平林寺に向かい、惣門前で下車して入山となります。
臨済宗妙心寺派の金鳳山平林寺は寛文3年に、信綱の遺言により岩槻から野火止に移転されました。 明治後期には修行専門道場として開かれて、今も全国から集まった雲水が僧堂で厳しい修行に励んで います。そのため、一般来山客の入山に際し、境内での飲食禁止など注意事項も多く、ボランティアに よる境内の案内もなしとの事で、それぞれ栞を見ながらの境内散策となりました。

 (さあ平林寺に入山です。)


 (仏殿の前で拝礼)

◇境内の建物は大半が県指定有形文化財で、広大な紅葉木や雑木林の中に整然と建つ姿に歴史の重みを感じました。 境内を進むと墓所と、野火止用水を引いた平林寺堀があり、更に奥には大河内松平家の墓所が3000坪の広さで圧倒します。 中央には信綱公と正室の墓所が仲良く並び、一族の墓が一ヶ寺にまとまっている希少な廟所です。整然とした佇まいにしばし 見入ってしまう見ごたえのある場所でした。

 (松平一族の墓所を見学)


 (左が信綱公・右が妻女の並んだ墓所に感激)

◇紅葉が一段と映える「もみじ山(広場)」で全員の記念写真を撮り、境内を後にしました。昼食場所まで  歩こうと決めたお陰で下見の時は閉館だった「睡足軒の森(電力の鬼と呼ばれた松永安左エ門の寄贈 した古民家風情の建物と散策の庭)」が紅葉期間中の特別公開で観られ、ラッキーでした。
 
 (もみじ山でもみじ鑑賞)           (野火止用水路を眺める)

 
 (金鳳山の惣門)               (睡足軒の森の前で)


 (仏殿と紅葉を背景に集合写真  ☝写真をクリックすると拡大します)

◇頑張り屋の皆さんがバス停二つ分を歩いて市役所傍の「そば処陣屋」に到着、次回の第4回史跡めぐりについての説明を聞きながら、 海老丼と蕎麦の昼食を頂きました。早めに済ませた方は市役所の一階でコーヒーを楽しみ、市のキャラクター 「ゾウキリン(一帯の豊かな雑木林をゾウキリンと誤読したことからゾウとキリンを合体した、嘘のようなイメージキャラが誕生した由)」のグッズを楽しみました。
 
 (そば陣屋)                 (昼食風景)

◇午後は、市役所前から徒歩で「野火止緑道」を進み、途中の「ふるさと新座館」で一休み、新座名物のにんじんや野菜を買う方もいました。 その後、新座駅まで歩き、電車で無事帰宅できました。

 (右側の野火止用水に沿って駅まで徒歩散策)

◇今回は「平林寺」一か所のみの史跡めぐりでしたが、境内には次から次と来山客が訪れ、カメラ片手に建物と紅葉を楽しんでいましたし、 私達は奥の松平家墓所も堪能できて充実の一日でした。
 新座駅で歩数計をみると「12000歩だ!」と頑張って歩いた皆さん、本当にご苦労様でした。
                               第3班  中島 雪子 記