7班活動
大嘗宮見学
日 付:12月4日(水曜日) 晴れ場 所:大嘗宮(だいじょうきゅう)見学
参加者:7班3名
大嘗宮(だいじょうきゅう)の一般公開は12月8日迄と言う事で、急に見学の予定を組んで7班3名にて皇居迄行くことにしました。
東京駅までは電車を利用して皇居・坂下門から入門、皇居東御苑に入り恒例の乾通り解放に合わせ見学。乾通りの見学はスムーズてしたが、大嘗宮見学は混んでいて、ほんの1~2kmに2時間もかかりました。
(乾通り)
(大嘗宮前の混雑の中)
しかし、気持ちは承久の時を過ごした感じでゆったり過ごすことができました。
《大嘗宮に関して少し説明しましょう!》
―大嘗宮建築の着工から完成まで―
※着工は2019年7月26日。11月初旬にほぼ完成しまし。完成まで3ヶ月あまりの短期間での造営を任されたのは、社寺建築に定評のある大手ゼネコン「清水建設」。明治から平成の大嘗宮にも携わってきた皇室と繋がりの深い建設会社のようです。清水建設は創業者が宮大工だったことから大手建設会社で唯一、社内に木工場と社寺建築専門部署を持つ建設会社です。
(左右対称の建物)
(大嘗宮の南神門)
※各地より取り寄せた皮付きの丸太をそのまま鳥居に使用している珍しい鳥居を見ることができます。
正面の鳥居は、表面が皮付きのため見た目がボコボコしています。こういった皮付きの丸太をそのまま使う工法を「黒木造り」というのだそうです。鳥居は、伊勢神宮と同じ「神明系」の形ですが、皮付き丸太ということで、京都の野宮神社(御祭神は天照大神)と同じ「黒木鳥居」と呼ばれるものと同じ系統といえます。つまり、伊勢神宮や天照大神とゆかりの深いことがわかる鳥居ということです。
「黒木造り」はなんと飛鳥時代から伝わる日本古来の建築方法です。木の皮を剥がさずに使用する理由は、「より自然に近い形」を造ることで神様に近い建物を象徴しているのでは、という専門家の意見も。この黒木造りの工法は、鳥居だけではなく、主基殿(すきでん)や悠紀殿(ゆきでん)の屋根の上にも見ることができます。
余り混雑しているせいか昼食をとる時間がなく、時間遅れの昼食は終戦後からやっているガード下の丼屋で天丼を食べましたが、安く美味しかったです。
今日は、古代の建築を見学して厳かな気持ちになりました。
40期7班 長塚恭一