現在、彩の国いきがい大学熊谷学園1年制37期校友会は74名の会員が活動しています



(浄光明寺客殿前で)

ハイキングクラブ

12月 鎌倉十三仏巡り(その2)


(北鎌倉駅)
 12月1日の月例ハイキング「鎌倉十三仏巡り」2回目を16名で実施しました。
 十三仏霊場めぐりは、初七日から三十三回忌までの忌日を司るとされる十三の仏さまをお参りして、追善供養・祖先崇拝の心で各お寺を廻り、見て・歴史や特徴を知り・楽しみ「ご朱印」を頂戴する巡礼で、昨年の続きの七つの寺を回りました。
 最初は、北鎌倉駅をスタートに六番札所「浄智寺」に向かいます。臨済宗の格付け「鎌倉五山」第四位の浄智寺は、中国式鐘楼門や茅葺の書院と弥勒菩薩木造三世仏坐像(重文財)、そして花の寺としても有名です。

(浄智寺鐘楼門)               (浄智寺境内)


(浄智寺鐘楼門前で)

 続いては建長寺の向かい側にある1250年創建の五番札所「円応寺」です。急階段を登ると山門から本堂へ、中央に本尊の閻魔大王坐像(国重文)が、仏師・運慶の作といわれています。

(円応寺入口)        (円応寺御朱印申込中)     (円応寺鐘楼)

 ここ山ノ内地区から亀ヶ谷坂切通を抜けて扇ヶ谷地区の九番札所「浄光明寺」へと向かいます。亀ヶ谷坂切通入口には由来の書かれた「鎌倉ものがたり」の説明板がありました。

(亀ヶ谷坂ものがたり)            (亀ヶ谷坂を登る)

 1251年創建の浄光明寺の客殿は入母屋造り日本最古の唐様建築です。収蔵庫(入場料200円)には本尊の阿弥陀三尊像があり、鎌倉彫刻の傑作と名高く(国重文)今回見学致しました。

(浄光明寺収蔵庫)              (浄光明寺のつわぶき)


(浄光明寺客殿前  ☝写真クリックで拡大します)

 次は、源氏山公園へ向かう途中に1253年建立の七番札所「海蔵寺」です。薬師如来を本尊とする大寺で、四季折々に咲く花と庭園が魅力です。又、寺の脇には「やぐら」も見られます。

(道端にはホトトギスが)           (海蔵寺山門)


(海蔵寺本堂前 ☝写真クリックで拡大します)       (海蔵寺・リンドウと万両)


(海蔵寺「やぐら」前で)

 この寺から鎌倉駅へ向かう途中に1200年創建の四番札所「寿福寺」があります。この寺は鎌倉五山第三位であり、総門から中門への参道は鎌倉随一の美しい参道と云われています。現在中門から内部は非公開です。 裏山の墓地には源実朝、北条政子の墓や高浜虚子・大佛次郎等の墓があります。

(寿福寺仏殿)                (北条政子の墓)


(寿福寺総門前で)


(寿福寺・石畳の参道で)

 時間も12時30分が過ぎ、昼食探しです。駅前に運よく全員が入れたトンカツ店でそれぞれ好みのオーダーで食事が摂れました。
 食後は江ノ電で極楽寺駅まで乗車。十二番札所「極楽寺」へ参拝です。茅葺の山門は重厚な趣きがあります。境内は撮影禁止ですが見て回り、あじさいで有名な成就院へ。

(江ノ電乗車)                (江ノ電極楽寺駅)


(極楽寺山門)                (極楽寺山門前で ☝写真クリックで拡大します)

 参拝と御朱印を受け、境内から由比ガ浜の海を眺め虚空蔵堂へ。十三番札所の「虚空蔵堂」(成就院境外仏)をお参りをして十三仏巡りは終了です。
途中、由比ガ浜の海岸に寄り道をして長谷駅~鎌倉駅へ。鳩サブレ―のお土産を買い求め帰路につきました。

(成就院本堂)                (成就院から由比ガ浜を)


(虚空蔵堂参拝)       (虚空蔵堂)          (本日の御朱印帳です)


(浜辺で)

 今回は、距離も短く歩数計は13000歩から14000歩の数値でした。今回お参りをした各寺は、静かなたたずまいの中にそれぞれの趣きと歴史を感じられ、又、季節の花も楽しめるお寺も多くありました。

                                  ハイキングクラブ 部長