現在、彩の国いきがい大学熊谷学園2年制5期校友会は22名の会員が活動しています


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ふるさと5、つむぐ会

尋ねた所
  小川町 まちなか散策⇒ときがわ やすらぎの里(ランチ)⇒都幾山慈光寺⇒ 
  ふれあいの里たまがわ⇒江南 鬼っ子ハウス(カフェ)


小川町散策
小川町は1300年の歴史ある町である。「小川」は地形的に稲作が少なく、江戸時代から和紙、酒造、絹などの商業で得た利益で米を買い、年貢を納めていたとされる
現存の老舗の割烹、地造り酒屋は今もその伝統の味、技術を伝えている。観光協会の「おもてなし案内員」2名の方にガイドいただき、楽しく、有意義な時間がすごせました。

 (観光協会のガイドさんと待ち合わせ

伝統の味
○忠七めし 「二葉本店」
 明治の偉人・山岡鉄舟から「料理に禅味を盛れ」といわれ、創作されたとされる。味わい深い、高級お
 茶漬けが自慢です。
○女郎ウナギ 「福助」
 花街から嫁入りした、女性が伝えた秘伝のかば焼きのたれなので「女郎うなぎ」として伝わる。
 
 (忠七めし「二葉本店」)            (女郎うなぎ「福助」)

地造り酒屋
○地造り酒屋「晴雲酒造」
 四角の煉瓦つくりの煙突が目印の手造り酒屋で酒造見学も可能とのこと。
 食事処「玉井屋」も併設されていて地元の野菜中心の食事もできるそうです。

 (晴雲酒造 )

小川和紙学習センター
昭和11年に埼玉県立製紙研究所として建てられたもの。現在は小川和紙の発展の歴史が見学できる、学習センターとなっている。
養蚕技術伝習場(旧玉成舎)
槻川沿いの路地に立派な木造2階建て養蚕技術の講習所がある。修理中なのか?不明だが、工事用の枠組みと破れたグリーシートがそのまま残されていた。
 
 (小川和紙学習センター)            (養蚕技術伝習場(旧玉成舎))

旧萬屋(よろずや)旅館
江戸末期創業とされる。表口は秩父往還沿いにあり、商人や旅人の入口。裏口は花街の芸者衆の出入り口だったといわれる立派な門がある。
○板碑
 小川町は緑泥片岩の板碑の材料、制作の地として 国の史跡に指定されている。青面金剛の「庚申塔の由来」をガイドの方より説明を受ける。
 
 (旧萬屋旅館)                 (庚申塔

栃本親水(とちもとしんすい)公園
槻川の河川敷を整備した新しい公園。歴史がありそうな栃本堰を中心として 水車小屋、大人の遊具、遊歩道、槻川を渡れる飛び石など、ゆったりとした時間が過ごせそうな公園。
 
 (水車小屋)                  (槻川)

都幾山慈光寺(ときがわ町)
都幾山の中腹に山門、阿弥陀堂(本堂)、観音堂、般若心経堂、開山塔が点在する。多くの寺宝を所蔵する古刹・慈光寺を訪ねた。

 (都幾山慈光寺本堂)

鎌倉時代には源頼朝の祈願寺として保護をうけ、1,200町歩の田畑の寄進を受けたとされる。
開山以来、1300年有余の歴史ある、お宝(文化財)を多弁な 住職に紹介いただいた。
○阿弥陀堂(本堂)
 内棟正面に阿弥陀三尊仏が祀られている。
両脇侍として地元の仏師作といわれる勢至菩薩坐像、観音菩薩坐像が祀られている。

 (慈光寺住職を囲んで記念写真)


 (多羅葉樹)
○多羅葉樹(たらようじゅ)
 本堂前に円仁・慈覚大師が植えたとされる「多羅葉樹」がある。大きな楕円形の葉の裏面は傷つけられると黒くなる性質がある。昔、その特質を利用してハガキの代用にしたことからハガキ(葉書)の木と呼ばれたとされる。
○写経(般若心経堂)法華経一品経(ほけきょういっぽんきょう)・阿弥陀経・般若心経、全部で33巻あり、後鳥羽天皇ゆかりの人々によって書写、奉納されたものとされる。国宝。
○観音堂
境内の一番高いところに建てられている。坂東九番の札所の観音堂「千手観音菩薩立像」がその本尊。42本の手の一本が後ろをむいていて、子供を連れている母親観音。
御開帳は4月17日と4月第2日曜日。

                                 2017年 9月6日  記 黒澤