現在、彩の国いきがい大学熊谷学園1年制37期校友会は96人の会員が所属し活動しています。


このページのコンテンツには、Adobe Flash Player の最新バージョンが必要です。

Adobe Flash Player を取得

史跡クラブ



今回の史跡クラブは“高麗地区”の史跡訪問です。折しも「2016KOMA高麗郡1300年」にあたり記念すべき年に当たりました。
7月9日(土)小雨降る中、深谷・籠原・熊谷の各駅に集合して、車に分乗、入間の山田食品工業に向かいました。車中では、「私は晴れ女」「俺も晴れ男」・・・と誰のせいで雨になったか犯人探しです。この会話が天に届いたのか、到着するころには雨が上がり、却って傘が邪魔になる始末、暑くもなく絶好の天候で、参加者総勢は予定通りの16名になりました。

 (狭山パーキングにてコーヒータイム)

予定時刻より早めに“山田食品工業入間工場(山田うどん)”に到着、ここにはTさんの友達も近所から参加した工場見学になりました。通常の史跡クラブ行事では、史跡見学から始まりますが、見学予約の時間の関係から、今回は工場見学からです。マ~固く考えないで、良しとしましよう。
 

ビデオでの説明に続き、うどん・そば・ラーメンの製麺、茹で、袋詰め工程を見学しました。この工場で関東の山田うどんのお店の食材を作っているとのことです。
見学の後は、うどんの試食です。たぬきうどん半玉とポテまるくん2ケ、美味しく頂きました。「追加はお店で・・」の説明を勘違いして、お替りをもらいに行った御仁は断られ・・ご愛敬です。帰りに売店でお土産を購入、良いお客様ですねぇー。
 

次は“弓削多(ゆげた)醤油”です。そうです、「高麗1300年」に行けず未だ現代です。「彩の国醤遊王国」とシャレた 文字が壁に書いてあります。
ご説明は若社長です、早速工場見学が始まりました。大豆を蒸す大きな窯や小麦を炒る機械を見学。醤油の原料は大豆かと思っていましたが、半分の量は小麦だそうです。そう、小麦は要る(炒る)んです。(^_-)-☆ 
 

2階に移動し仕込み中の桶を上から見学、一年間ここで熟成をさせるとのこと。“試舐め“で搾りたてたての生醤油を一舐め、少し甘いです。
見学の後、軽食コーナーで味見です。私は“たまごかけごはん”です。先ほど“うどん半玉”を食べ、この“たまごかけごはん”を一膳。今日の昼食は、分割摂取でおなかが空いているのか足りているのか、微妙です。
“醤油ソフトクリーム”を食べている方もいました。どんな味だったのか?・・・ 直売所でお土産“たまかけ醤油”他を購入しました。お帰りに(丸大豆醤油100mlを頂きました)ご馳走様でした。
 

 

ここからは本番の史跡巡り、先ずは“高麗神社”です。
以下は高麗神社資料抜粋『西暦666年に高句麗から日本へ渡来した王族、高麗王若光(こまのこしきじゃっこう)は大和朝廷の官人として武蔵国へ赴任。西暦716年に大和朝廷の政策により、古代高句麗からの渡来人が集められて高麗郡が置かれ、高麗王若光は渡来人の高い技術で県西部地域の発展の礎を築きました。その遺徳を偲びつくられた霊廟が“高麗神社”のはじまりで、代々若光の子孫が宮司を務め現在で六十代目となります。』 「高麗郡」は現在の日高市・飯能市・鶴ヶ島市・狭山市と川越市の一部と広い範囲だったそうです。又、「高麗(こま)」は「高句麗(こうくり)」のことで、後の時代の「高麗(こうらい)」とは違うんです。御神門の扁額には“句”の字が少し小さく「高句麗門」と記されています。神社の由来を一目で分かるように書かれたようです。ただ呼称は「高麗(こま)神社」を変えたことはないとのこと。神社裏の「高麗家住宅」に回ります。高麗神社の神職を代々勤めてきた高麗家の住宅です。建築年代は慶長年間と伝えられているとのこと。本当に、神主さんから丁寧にご説明頂きました。


 

 

 

次に「高麗山聖天院勝楽寺」に回ります。高麗神社から南西方向に歩いて5分程の近くにあります。時間の都合で車移動しました。
この聖天院は、若光に従っていた僧の勝楽が、高麗王若光の冥福を祈る為に稔持仏であった聖天歓喜仏を本尊として建立したとのこと。最初に浅草寺でお馴染みの「雷門」があります。雷門を抜けると階段があり、ここからが入園料が掛かります。
階段を上らずに右側に曲がると“高麗王廟”が置かれています。階段を登り切り中門を抜けると、素晴らしい庭園です。お金を出した価値があります。山の傾斜面にツツジ?の植え込みがあり、花の季節はさぞ綺麗だろうと想像しました。本堂はまだ上です。又、階段を上ります。登り切ったところに仁王様の像があり、下から空を背景にした図は立派で見事です。本堂は新しく大きな建物です。


 



下山し、最後の目的地は「サイボクハム」です。到着後すぐにベンチ・テーブルを移動、有志の持参したお新香等を並べ「おやつ会」です。
ごちそうさまでした。最後のお土産の買物です。奥さんに気遣い、たくさん買い込んだ御仁がいました。帰宅後、さぞ平和な家庭雰囲気になったんだろうと・・・。
ここで、散会。帰路までまだ遠いですお気をつけて、お疲れさまでした。
 

                      (記) 写真:塚田  文:池田

menu