現在、彩の国いきがい大学熊谷学園39期校友会は107名の会員が活動しています


史跡めぐり活動

長瀞探訪

 急に秋が深まり少し肌寒くなってきた11月25日、「史跡巡りクラブ」のメンバー31名で長瀞に赴き、まず紅葉の宝登山をハイキング、続いて宝登山神社見学、そして長瀞岩畳と哲学の道を散策してきました。
1. 宝登山登山(ハイキング)
 史跡めぐりメンバーが9時30分に長瀞駅に集合、宝登山神社まで移動してまず中さん体操、「今日は山登りなので念入りな準備運動を」と全員で体をほぐす。
10時に宝登山山頂(標高497M)に祀られた奥宮を目指していざ出発。みな元気よくおしゃべりをしながらハイキング開始。
登山道もよく整備されていて登りやすく、ちょうど紅葉が色づき始めたところでとてもきれいな景色を楽しみつつ20~30分も登り、肌寒い空気の中でも体がポカポカしてくる頃になったら、急に山裾が開けたので「あれ、もう山頂に着いたかな?」と喜んだら「山頂まで後30分」との標識にがっかり。あとはただひたすら歩きました。
それでも11時前には最後の100段くらいの石段を上って、山頂に祀られている奥宮に無事到着。
ここは宝登山神社ゆかりの地とのことで神妙にお参りしました。奥宮の下には有名なロウバイの林があり、木々は1~2月にかけて咲くつぼみをたくさん揃えていました。もうすぐ見事な黄色い花でいっぱいになることでしょう。
それとたくさんの寒桜が真っ白い可憐な花を咲き誇っていました。
山頂から眺める秩父の山々と長瀞の街並みも素敵でした。
ロープウェイの山頂駅前で最初の集合写真を撮り、さて下山です。歩いて山下りするグルーとロープウェイを使うグループに分かれて出発。
私は歩いて下山しましたが、下りは軽快で30~40分で麓に到着、万歩計は上り下り合わせて12,000歩でした。(でも足はがくがく、あー疲れた疲れた、山登りなんて何10年ぶり?)

2.宝登山神社見学
宝登山神社の権禰宜(ごんねぎ:宮司、社務に従事する神職)さんからまず由来の説明を受けました。
「今からおよそ1,900年昔の12代景行天皇の御代、その皇子である日本武尊が東国平定の折、この山の神秘な雰囲気と美しい姿に心惹かれ山に分け入ったところ、突然の炎に包まれ危うい事態に陥りました。その時どこからか大きな白犬・黒犬たちが現れ、荒れ狂う火を消し止め、尊を山頂に案内すると姿を消してしまいました。尊はその山犬たちを山の神の神使と悟り、山を“火止山(ほどさん)”と名付け、神武天皇・山の神・火の神を三柱として祀られた。」とのことです。
その後、神社の本殿を案内してもらいました。
御社殿は本殿・幣殿・拝殿からなる権現造りで、その拝殿正面・後部等に施された白虎・青龍などの彫り物や欄間に施された「24孝行」などの彫刻は、聖天山の絢爛豪華さには敵わないものの、色鮮やかで華麗な装飾が施されており、格調高くも心和む感じがしました。
昼食は神社からすぐ近くのガーデンハウス有隣にて会食。全員釜飯を美味しく食べ満足した様子、特におこげが美味しかった。一部の席でお昼からお酒で大盛り上がり(私も、その中の一人です。)

3.長瀞岩畳と哲学の道の散策
さて、午後は長瀞岩畳と哲学の道の散策です。
岩畳への道すがらの「大沢屋」というお店で甘納豆の試食が大流行り、皆夢中でお土産を物色しました。特に花豆としゃくし菜漬けが人気のようでした。
岩畳は、隆起した結晶片岩が文字どおり岩畳のようになって広がる風景で、自然が創り出した芸術品のような美しさです。その岩畳の上を荒川に沿って対岸の紅葉や、船下りを眺めながら散策しました。
しばらく歩くと岩畳はおしまいになり川沿いの遊歩道となります。この遊歩道は「哲学の道」と呼ばれ、もみじの紅葉とブナやケヤキ・クヌギの黄葉が荒川の澄んだ水面に映えてとても気持ちの良い道でした。
最後はライトアップで有名な上長瀞の「月の石もみじ公園」で集合写真を撮って散会です。
    

 皆さんお疲れ様でした、歩き疲れたでしょう。帰ったらゆっくり休んでください。
当日は朝から小雨が気になる肌寒い日でしたが、全員が長瀞の地を元気に歩くことができ、とても楽しい一日を過ごすことができました。
役員・幹事の方々、素敵な企画を立てていただき本当にありがとうございました。

                                 クラブ部長櫻井省三

menu