史跡めぐり
埼玉三偉人塙保己一と金鑚神社ほか
今回は埼玉の誇る塙保己一と児玉の史跡を辿るもので盛り沢山でした。盲目の国学者を知るため、塙保己一記念館を訪ねました。
当日は非番であったのに史跡クラブのために出勤をしてくださったのは、元教鞭をとっていた新井先生でした。最初にビデオを13分、その後江戸期の盲目者への手厚い施策や、保己一が才能に目覚め国学者として大成する過程を、一時間にわたり熱弁を頂き、笑いの中にも保己一の偉業を称えられ、改めてその偉大さを再確認しました。
続いて保己一の生家を訪ねましたが、なんと我がメンバーの親戚筋であるとのこと。
ご子孫の方が居住中なので一般では入れない庭先まで入り、往時の生活ぶりを垣間見ることができました。お墓には「和学院殿心眼智光大居士」とあり保己一への思いがうかがわれました。
昼食は児玉駅前「美味倶楽部なかまち」で美味しいランチです。生憎運転者も多く、アルコールは戴けませんでしたが、ランパスも使用可能なお店で多数の方が使用していました。
午後は神社からスタート。
社務所を訪れると早速「いきがい大学の皆様、本殿の前へお進みください」と大きなアナウンスがあり宮司さんの説明を頂きました。
なんと宮司さんのお名前が金鑚さんでした。本社には本殿と言うものがなく日本武尊が東征の際に身に着けていた火打ち金を収めたと言われる御室ヶ嶽のいう山そのものをご神体としており、長野県の諏訪神社、奈良県の大神神社とここだけだそうです。神聖な雰囲気を味わえました。 次に回った長泉寺の骨波田の藤は盛りを過ぎていましたが、
藤の下で記念写真を撮ったり出店のお団子をほおばりました。お陰様で予算オーバーです。
さらに近くだからと欲張って、234年前の浅間大噴火による土石流に流され亡くなられた1,500名余の方々の冥福を祈り、建てられたという「成身院百体観音」(通称さざえ堂)に立ち寄りました。
さざえ堂の意味や、往時の被災者への思いをしのび直径180センチ780キロという鰐口を鳴らしご参拝をしてきました。
大変お疲れ様でした。
大沢岩雄 記