公益財団法人”いきいき埼玉”が主催する公開講座は年2回行われ、常に、彩の国いきがい大学の在校生や校友会員へ新たなる感動を与えています。


平成26年度第1回公開講座報告

いきいき埼玉理事長 吉野淳一氏、彩の国いきがい大学校友会連絡協議会会長 伊藤弘一氏の挨拶で始まりました。会場は彩の国いきがい大学在校生及びOBの方々で満員、活気あふれる雰囲気でした。

日付:平成26年7月9日(水)
時間:開場 午後12時00分~
   開演 午後 1時00分~
会場:大宮ソニックシティ大ホール
  (JR大宮駅西口徒歩3分)







【第1部】 いきがい大学卒業生による「いきいき」活動事例発表

  1.伊奈連協21期校友会 童夢21  「むかしの遊び演技集団」
      昔懐かしい遊びの数々、幼き頃への郷愁がよみがえって来るようです。






  2.熊谷連協33期校友会 よさこいクラブ絆33  「演舞」
     熊連協始まって以来の事例発表、素晴らしいプレゼンで観客を魅了。







事例発表に参加して、
悪天候にも関わらず、大勢の参加をいただきまして有難うございました。
大宮ソニックシティの大きな舞台での発表、これまでに経験したことのない不安と緊張の連続でした。
始めに、パワーポイントを利用して8分間の説明、途中部員(女性6名)の力を借りて、会場の皆様に「よさこい」の触りだけでも覚えて帰っていただこうと思い、分かりやすく説明しました。
心配していましたが、皆様乗りが良くて、一緒に手や体を動かしていただきました。
後半は、社会貢献、親睦会、練習風景、発表会、熊連協の花ボランティア活動、を簡単に説明させていただきました。
その後、「よさこい」を2曲披露、「多喜男のソーラン2」、鳴子を使った「ソーランどっこいしょ」を演じました。
広い舞台で、クラブのメンバーも伸び伸びと踊ることが出来、大変喜んでいました。また、帰り際には皆様から称賛のお言葉などをいただき、良い経験をさせていただきました。
来場した他の学園の皆様と、熊谷学園校友会の皆様の応援をいただき、今回の事例発表を無事終了することが出来ましたことに感謝いたします。
                       熊谷学園33期校友会  よさこいクラブ「絆33」
【第2部】講演

      講 師: 五木 寛之先生
作品集
   「現代長編文学全集(53)五木寛之」  講談社1969年
   「五木寛之作品集」全24巻       文藝春秋社1972-1974年
   「五木寛之小説全集」全35巻      講談社1979-1981年
   「五木寛之エッセイ全集」全12巻    講談社1979-1980年
   「五木寛之全紀行」全6巻        東京書籍 2002-2003年

                            (ウィキペディアより)

五木寛之氏の講演「いまを生きる力」を聴講して

昔から本はよく読んでいた私ですが、五木寛之氏の著書は、ずいぶん以前に「青春の門」を読んだぐらいで、ほとんど読んだ記憶はありませんでした。
しかし、数年前に、NHKのラジオ深夜便で「わが人生の歌がたり」で幅広いジャンルの歌を自らの体験に基づいて話すコーナーを時々聞くことがあり、戦中・戦後の混乱期に大変苦労をされたこと、作家・作詞家として大変言葉を大切にされる方だとの印象を持ちました。
今回の学習会では、ぜひ講演を聞きたいと思い友人にも協力してもらい貴重な入場券を入手することが出来ました。
五木寛之氏は、講演の冒頭で当用漢字に加わった文字として自ら白板に「悠」「描」「螢」「呪」等の文字を書き、表現の幅が広がったことを大変喜んでおられ、言葉を大切にする作家らしい話からはじまりました。
講演で五木氏が最も話したかったのは「暗悠」という言葉についてではなかったでしょうか
今はほとんど聞くことのないこの言葉は「生きているうれい」とも言い、人間の奥底に潜む重く沈み込むような辛い思いを指すのではないでしょうか。明治維新の頃にはよく使われた言葉で、大正天皇(素晴らしい漢詩を多く残したそうです)が作られた漢詩にも、この言葉が使われているそうです。
五木氏は、高度成長期を経験した私たちの世代にもう一度「暗悠」の意識を持ってほしいと語りかけていると理解しました。
最後に五木寛之氏は、私達はこれから初めて経験する超高齢化社会を迎えることになり、65歳から95歳までの30年間は第3の人生として生きていかなければならない。これは「過去の経験が活きない人生であり、どう向き合っていくか考え直す必要がある」と述べられ、過去のプラス思考だけではなく、マイナス思考も必要であるとも、これからは、狭い空間の中だけでなく、人の本質である気ままに広い空間を「放浪」もして、ため息(人間にとっては吐く息が大事である)をつき、そしてプラス思考で生きてほしい。と結ばれて講演を終了しました。
これから五木寛之氏の本をじっくり読んでみようと思いつつ会場を後にしました。

                                      熊連協31期U・Z氏

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